The Magic Flute

The Magic Flute

牧野良幸 著

飛鳥新社
1991年出版

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1991年の〈モーツァルト没後200年〉の年に出版されたCDオペラブックです。 モーツァルトのオペラ〈魔笛〉の全場面を、銅版画と水彩で細作しました。本書には、ベーム指揮/ベルリン・フィル(グラモフォン)による〈魔笛〉のハイライト版CDも付いており、音楽を聴きながら楽しめます。

「序曲」のシーン。オーケストラボックスもバッチリ描いてあります。最初にとりかかった場面で、これだけで1ヶ月かかってしまいました。

タミーノが笛を吹くと動物たちがあらわれる場面です。

パミーナを盗み見るモノスタトス。

第2幕で歌われる夜の女王のアリアのシーン。CDに曲が入っている場面では、絵の横に歌詞が載っています。

大きさは雑誌「ポパイ」を横にした大きさで、全体で100ページほど。もともとはエジプトが舞台ですが、ここでは東南アジア風にしました。

巻末に「オペラの書様式を集大成した『魔笛』」渡辺護著、「『魔笛』とフリーメイソン」吉村正和著、といった本格的な解説も付いています。

価格はCD1枚付きで4800円。「このボリュームで、この価格はありえない」のですが、まあいろいろ事情がありまして出版可能となった豪華本です。

現在は古本で手に入れるしかありませんが、Amazon のユーズドでもよく出ております。

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